大学生よ授業を捨てろ、社会人に会いに行こう

xevra.hatenablog.com

 

前の記事が大変に好評だったので補足を記載する。

大学生に学問は必要か?

そもそも世の中に学問と言うのはどれくらいあるのだろう? 何万もあると思うが主要な物を選んで1000あるとしよう。大学4年間に学生がマスターできる学問数はどれくらいか?20もできればいい方だろう。つまり主要な学問のうち2%しかマスターできないというのが現実だ。学生は学部を絞り、学科を絞っているからそれでいいんだというのが大学側の主張になるだろうが、それでいいのか? と言うのが私の主張。

社会人に「大学で学んだ学問のうち、役に立ったのはどのくらいありますか?」と聞いてみるといい。理系のエンジニアなら20のうち5個くらいは役に立ってると答えるかもしれないが文系職の場合1個、2個がせいぜいではないだろうか。つまり、大学で学んだことの90~95%は無駄であるという事だ。圧倒的に効率が悪い。もちろん、直接は役に立たないが間接的に考え方のトレーニングになったから無駄ではないという考え方もあるかもしれないが、そんな副次効果を加味しても極めて非効率だという結論が変わるとは思えない。

そこで私が提唱したいのは広く浅く横断的に習得学問数を増やす事だ。そもそも学問を深くやるのは社会人になってからでもできる。大学生時代は「どういう考え方、解決方法が存在しているのか?」を沢山知る事が重要なのだ。つまり、20個深くやる暇があるんだったら200個浅くやった方がいいという事だ。

それから、モチベーションマネジメント上、教授がタラタラ板書するのを眠い目をこすりながら写していても全然効果は期待できない。自分の将来はこの先にあるかもしれないと思って必死に教科書読み漁るくらいの高いモチベーションを引き出してやらないと効率が悪い。

 

社会人とディスカッションしよう

この高いモチベーションで200個広く学ぶ方法の基礎が「社会人とディスカッションする」事なのだ。社会の最前線で日々戦っている社会人の刺激的な話を聞き、彼らが使っている学問領域の存在を知る事、これが全ての出発点になるのだ。

「あの人が言っていた世界をもっと知りたい」と心から思うから教科書を捲る気になるのだ。

  • エンジニアの開発ストーリーに刺激されたからiPhoneアプリを作ってみた
  • ベトナム人ビジネスマンの活躍に刺激されたからベトナムの社会、歴史、言語を学んでみた
  • 若いスタートアップのCEOに刺激されたから起業の実際と手順、そのエグジットについて学んでみた
  • 公認会計士の話に刺激されたから簿記を学んで簿記3級を取ってみた

こんな事を4年間繰り返してたら無敵の大学生が出来上がるのは当たり前。大学のカリキュラム通りに授業を受けていた奴とは天と地の差が出てくる。

金もほとんどかからないし、必要なのはコンタクトを取る勇気と会いに行く手間だ。圧倒的な価値を享受できる現実があるのにこれを惜しむ意味が分からない。

 

授業を捨て、社会人に会いに行こう。

人との出会いは必ずあなたの人生を変える。どんどんと良質の出会いを重ねることがあなたの人生を切り開く。授業なんて出てちゃだめだ、今すぐコンタクトのメールを打とう。