酒は1000万人のメンヘルを生み出し、毎年3.5万人を殺してる。ダメ!絶対!

 

まず、この表を見て欲しい。

2013年 厚労省研究班

 男性女性総計
多量飲酒者(飲酒する日には純アルコール60g以上) 785万人 195万人 980万人
リスクの高い飲酒者
(1日平均男性40g以上、女性20g以上)
726万人 313万人 1039万人
アルコール依存症者と予備軍(AUDIT15点以上) 257万人 37万人 294万人
ICD-10診断基準によるアルコール依存症 95万人 14万人 109万人

2008年 厚労省研究班

 男性女性総計
疾病単位ごとのアルコール寄与率を用いた
アルコールによる年間死亡数の推計
(2008年の人口動態統計を使用)
23,583人 11,405人 34,988人
総死亡数の3.1%

アルコール関連問題を正しく理解しよう | アル法ネット(アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク)

 

 

日本人の10人に1人が酒のために危険な状況にあり、3.5万人が毎年殺されている。これはあれほど騒がれている自殺者数よりも多い状況だ。

ダメじゃん

 

家庭が荒れている話を聞くと、必ず酒が出てきて児童虐待などに繋がっている。日本の不幸の多くは酒によって拡大再生産され続けているのだ。

酒は脳を壊す危険な薬品であり、社会の深刻な脅威になっている事はしっかりと再認識しないとならない。

 

もちろん、タバコと違って適量嗜んでいる程度であれば薬になる部分もあるだろうし、酒の文化も大切だし、宴席の楽しさは格別だ。だから禁酒法のような事をやりたいとは思わない。

しかし、アルコール依存状態にある人間に酒を提供する事を止める仕組みを作らないと悲劇は止まらない。

対策としては

  • 販売ルートを絞る(自販機の禁止、夜間販売の禁止)
  • 販売総量を規制する(各店舗ごとに取り扱い総量に上限を設ける)
  • 価格を上げる(酒税を改定して安酒を無くす)
  • 広告を禁止する
  • 依存症患者に対するフォロープログラムの充実化
  • 酒の危険性の周知

などを地道にやっていくしかない。

これをお読みの皆さんには節酒の機運を盛り上げていく事に協力して欲しい。

酒を飲む時は楽しく飲めて、でも依存症患者が出ない社会を目指していこう。