安倍さんが勝ち続けたわけ これが次期総理大臣の資質だ
社説:「安倍政治」の弊害 民主主義ゆがめた深い罪 - 毎日新聞
安倍が許され熱狂的に支持されたと言う事実は、今後より酷い超バカ殿が登場する事を意味している。日本人の知性に欠陥がある事が判明した以上この国は滅ぶ以外ないのだ。自滅はもう必然なのだ
2020/08/30 11:31
ちょっと悲観的なコメントになってしまったが、日本はかなり危険な状態になっていると認識している。そして安倍さんが危険を放置した結果、もはや取り返しのつかない事態まで事態は進行してしまった。
詳細はこのエントリを参照されたい。
安倍さんの政治を振り返る時に、重要なのは支持者だと考えている。なぜ、犯罪を犯して逃げ回り、嘘をつき、友達に数千億円も着服させる人を支持する人が居るのか最初はとても不思議だった。
だが、支持者を観察していると人間の弱さ、歪みがこの理不尽な行動の背景にある事が見えてきた。
彼らを理解する上でのキーワードは次の2つだ。
- 虚栄心
- 酋長
日本は一時は世界第2位の経済大国として世界の中心になりかけた。しかし、諸外国からは馬鹿にされ続け、国連では常任理事国入りもできなかった。それは太平洋戦争で負けたのが大きな原因になっている。
これに対し、激しい不満を持つ者が安倍支持者になっているのだ。
特に中国韓国などの下に見たい国が次々と繁栄し、日本を追い越し、日本を馬鹿にする言動をとる事について我慢ならなくなっている。
これを取り込んだのが安倍さんだった。安倍さんは彼らの虚栄心が満たされるように巧みに中韓と対峙し、彼らの絶大な支持を得たのだ。ネトウヨと呼ばれる彼らは安倍さんこそ自分たちの虚栄心を満たし、自分たちを気持ち良くしてくれる存在として絶賛し、忠誠を誓った。
また、組織を運営していくにあたり、一つのやり方としてリーダーを妄信し、全員が同じ方向を向くというのがある。多少方向が間違っていても全員が同じ方向で邁進する事で結果を出すという方法だ。最適解を探すためにゴタゴタと手間取るよりも、拙速に同じ方向に邁進した方が結果が出やすいケースがあるのだ。特に小さな組織であればそれは顕著である。人間の長い進化の歴史の中で、村の酋長の言う事に従った方が生き残りやすかったという遺伝子が残っているのだろう。
だから、人間は強いリーダーを見たら妄信するようにプログラミングされている。妄信する事で心の安定が得られ、幸せになるようになっているのだ。
これが安倍支持者の中で起こっている。ネトウヨ達は安倍さんを酋長として妄信する事で自分の精神の安定を図る精神構造を獲得したのだ。安倍さんを妄信するだけで脳内に快楽物質が分泌されるのだ。
しかし、この酋長妄信の長所は国レベルでは成り立たない。これをやると確実に失敗する。それは75年前、日本が焼け野原になった事で証明されている。だが、妄信者にはそれが分からなくなっている。
よく、正しい事を言えば安倍信者を改心できるんじゃないかと考えている人がいるが、それは誤っている。彼らにとって正しいかどうかなんて関係ないのだ。ただ、酋長を妄信する事、それで快楽物質を得る事だけが正義であり、酋長を否定する者こそ日本の敵に映るからだ。
虚栄心を満たしてくれる偉大なる酋長『安倍晋三』、彼こそが信者の心の支えであり、全てであるのだ。彼が犯罪を犯そうが友達に大金を送ろうが日本のシステムを破壊しようがそんなのは些細な事なのだ。安倍さんを信じてさえいれば麻薬の様に心は満たされるのだから。結果日本が滅ぼうがそんなのどうだっていいのだ。今この瞬間、虚栄心が満たされ、酋長にすがれれば幸せなのだ。
そして、この虚栄心と酋長の構造は次期総理でも続くだろう。結果、日本の問題は延々と先送りされ、滅ぶその瞬間まで気が付く事は無いだろう。
気持ちよい滅亡への道から抜けるには自分の頭で考える知性が必要だ。知性が正しい方向を見出し、知性が改革の力を生む状態を作れたら日本にも未来が見えるだろう。
ただ、その可能性は極めて低いと言わざるを得ない。
気持ちよさより正しさを選べる人は極わずかしかいないのだから。