神は居る でも宗教は無力である事は証明されてる

神は確実に居る

 人間、より良く生きていく上で現実を正しく認識する事は大切だ。今我々が生きているのは、今から138.2億年前にビッグバンと言う大爆発があって宇宙が出来上がったからであるが、もし、神が居るとするならばここに関わった存在以外には考えにくい。

宇宙を誰かが創りました。その後、神が出来ましたって話だと「え?」ってなるだろう。つまり、ビッグバンに関わり、万有引力定数や光速を定めた存在を神と呼ぶのが一番妥当性が高い。その存在が知性の無い存在であっても、単なる「偶然」であってもそれは関係ない。それこそ神と呼ぶのにふさわしいだろう。そして神は確実に存在すると言える。

 

神は宗教を求めるか?

そして、そういう「神」が、果たして信者を求めるのだろうか? 広大に広がったこの大宇宙の片隅に漂う地球という惑星の、その表面に蠢くただの動物である人間に何かの興味を持ち、何か干渉してくるだろうか?祈れだのアレ食うなコレ飲むな、言う事聞かないと死んだら地獄行きだ、異教徒は殺せなんて言うだろうか? 全くナンセンスとしか言いようがない。

もし神に神秘的な力があるのならその力で人間を正せばいいし、正せない存在であるなら別に気にしなくていいのではないか。神に感謝し、心の安定を得るのは良いが、宗教の教義に縛られ、自由を縛られ、強引な勧誘をし、お布施を教祖に貢ぎ、あまつさえジハードだと言いながら人を殺していく在り方は絶対あり得ないだろう。

人生において大切なのは、いい人生を形作るために合理的なアクションを重ねる事だ。科学的に運動、瞑想、睡眠、野菜摂取の徹底が大脳生理にいい効果を持ち、脳の動作が安定する事は判明している。であれば、これらを徹底する事が一番重要であり、でっち上げられた宗教に入れあげる事など止めるべきだ。

 

宗教は無力である証拠

もし、宗教に神秘的な力があるのならそれはデータに現れるはず。例えば宗教で奇跡が起きるなら病気もどんどん治って平均寿命もぐんと延びるだろう。ところが各国の平均寿命を見てみてもその傾向はない。

 

女性の平均寿命ランキング

 日本(86.44歳)
 香港(86.1歳)
 フランス(84.5歳)
 スイス(84.4歳)
 スペイン(84.27歳)

男性の平均寿命ランキング

 カタール(81.0歳)
 香港(79.8歳)
 アイスランド(79.7歳)
 スイス(79.7歳)
 日本(79.59歳)

 

宗教のご利益が本当にあるのなら上位は熱心な宗教国が並ぶはずだが、日本や香港と言った宗教とは縁の薄い国が上位になっている。つまり、宗教には何のご利益も無いのだ。重病になった時、どんなに祈ろうが、どんなにお布施を払おうが治らないのだ。命のかかった必死のお願いを宗教は無視するのだ。これが現実だ。この現実を直視する事がいい人生を生きていく上で欠かせない。

 

神は偉大だ

神は居る。リンゴを落とせば神が決めた万有引力定数に基づいた加速度で下に落ちていく。誰が落としても一緒だ。神は平等だ。そして我々の身体の中では神の決めた方程式でいろんな化学反応が次々と進行し、いろいろな思考が実現され、我在りと感じる。そしてそういう人間存在が集まって豊かな社会を構成している。なんと神は偉大だろうか。だが、それは祈れとかお布施しろとか言うレベルの話じゃない。自分の体内で起こっている物理現象を感じ、感謝するという話だ。

もちろん、どんな宗教を信じても自由だ。だが、宗教は奇跡など起こしてくれない現実を知るべきだし、信者でも信者じゃなくても落としたリンゴの加速度は変わらない現実を直視すべきだ。

人間がより良い人生を送る上で重要なのは運動、瞑想、睡眠、野菜摂取の徹底であり、宗教などに頼っても心の安定は約束されない。祈ってる暇があったら今すぐ走り出せ!