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ついに人類に最後の試練がやってきた。今ここに人類存亡の戦いが始まる

実に感無量だ

 ついに人工知能が人類を超えた事が確認された。唯一人間が得意だった囲碁でAIが勝ったという事は、今後AIはどんな領域においても問題さえ設定されれば人類を打ち負かす事ができる事を意味する。もう未来永劫人類はAIに勝つ事は無いのだ。

もちろん、現状のAIは世界観が無いので価値観もなく、問題も設定しない。だから直ちに社会の何かが変わる訳ではないが、産業の全領域、全分野でじわじわとAIの活用が進み、気が付いたら人間にやらせる仕事が無くなっていたという状況になっていくだろう。

自動車はすべて自動運転となり、農林水産業は全て機械化され、コンビニやスーパーではロボットが陳列、接客をし、レストランではロボットが調理し、配膳するだろう。

音楽や映像、漫画や小説やアートはAIが創造し、ネットで公開され、ネットでプロモーションされ、ネットで課金され、ネットでマーケティングされさらに売れる作品を創造していく。過去の人類の全作品から面白い要素を全て取り出して編み出された作品は人類史上最高に面白いので、人間が作った作品などもうつまらなくて誰も観なくなる。

病院でも誤診の無いAIが適切に治療をしてくれるだろう。

もはや人間にやらせる事など何もない。人間は理不尽でマニュアルを設定してもそれ通りにはやらないし、ミスるし、サボるし、盗むし、イタズラするし、何かと理由をつけて妨害する。正しい事を理屈で伝えると感情的になり最後にはメンヘルに堕ちる。褒めてなだめすかして目標を持たせてモチベーションマネジメントをしない限り価値を生む活動をやってはくれない。

対してAIは24時間365日淡々と目標をこなす活動をし続け、その品質は人間以上だ。全く勝負にならない。

要は人間は生産的活動には向いてないのだ。人間に生産させちゃダメだ。

AIとロボットが社会で活動し始めたらもうその活動領域と量は増えるばかり。減る事は無いだろう。そしてどこかの段階で生産活動は全て機械が担うようになり、社会システムは大きく変わらざるを得ない。もはや人間が働いた対価で社会を回すような経済システムは意味をなさなくなる。

状況としては次のように遷移するだろう。

1.AI導入の時代

各社が自社の業務範囲でAI導入を進め、人間の社員をAIに替えていく。

2.AI連携の時代

各社が導入したAI同士が連携し、自動で生産のチェーンができる。人間がやるのは計画と初期導入と経営だけ。

3.AI企業の時代

計画や導入すらAIがやってしまうので人間の社員が殆どいなくなる。イメージとしては年間10兆円を稼ぐGoogleのような会社に社員が10名しか居ないような状況。 もはや人間に職は無い。

4.AI社会主義の時代

人間が働いて対価を得るというモデルが成り立たなくなるのでベーシックインカムが導入され、ほとんどの人が働かなくなる。生まれてから死ぬまで全くやる事が無いので人々は趣味で時間を潰すようになる。

 

SFの様に見えるかもしれないが、残念ながら人間が働いてもAIの方が安くていい仕事してしまうのだから仕事がなくなるというのはもはや避けられない。逆に言えば何もしなくても困らないのだからまさに人類総貴族と言えるのかもしれない。朝から晩までゲームしてスポーツして音楽聴いて、酒飲んで寝るという時代なのだ。

もちろん、それでも働きたいという人は居るだろう。コミケで同人誌を売って稼ぐような人は無くならないかもしれない。でも、その程度だ。

懸念があるとしたら3点。

 

ベーシックインカム社会へ移行できるか?

ベーシックインカムが適切に付与される社会に推移できるかどうかはまだ分からない。多くの富が一部の企業のオーナーや資産家に集中してしまっている時代でどうやって市民にお金を流す事を正当化できるだろうか。異常に高い税金をかけられる事に彼らが納得するとは思えないし、国をまたがってやられたら税金もかけられない。移行がうまく行かなければ社会は混乱し、混乱は戦乱を招く。第三次世界大戦が起るとしたらこのポイントだろう。ここは極めてリスキーだ。

 

・AIが人類の敵となって混乱しないか?

AI自体には欲望は無いのでそれ単体では無害だが、人類を守るメリットも彼らには無いので何らかの目的を達する上で人類が邪魔だったら当たり前の様に滅ぼそうとしかねない。例えば、「自分をより強力にして複製する目的を持たせたAI」をネットに放つようなハッカーが居たとしたら、このAIはどんどんと成長してネットの中で跳梁跋扈するようになってしまい、全滅させるのは事実上無理になる。作ったハッカーですらもう止められない。そしてどこかのタイミングで一気にネットを制圧して軍事系ロボットを全部乗っ取ったり核兵器を奪ったりされたら極めてヤバい事になる。こういう事態になる前に人間を守るAIを作って放つ以外ないがいたちごっこにならざるを得ない。混乱は避けられないだろう。

 

・人類が持続性を放棄しないか?

生まれてから死ぬまで目的もなくただ飼われる様な生活を何世代も繰り返すうちに人類は生きる力をどんどん失っていくだろう。そのうちに子供を産むのを止めてしまうに違いない。少なくとも少子化が進行するのは避けられないだろう。1000年後に全人口が1000人になってしまった時、クローン技術を使ってでも人口を増やすのか自然に消滅するのに任せるのかそう言う決断が迫られる時期が来そうだ。

 

人類は2016年3月12日、最後の川を渡ってしまった。もはや戻る事はできない。今後AIにまつわるいろんなトラブルが人類を何度も何度も襲うだろう。そして対応方法を間違えると人類は絶滅しかねない危険な局面すら現れるだろう。それは人間が知恵を合わせて何とか乗り切って欲しい。これは人類に投げかけられた逃れられない最後の試練なのだから。

 

 

 

補足を書いたのでこちらもどうぞ

xevra.hatenablog.com